印刷後に、印刷物を製品として仕上げるために、製本作業や印刷の表面加工などを行うことをいいます。旭印刷では、下記のような各種加工を行っています。

当社では紙の大きさまたは紙質により2台の機械を使用しています。

二つ折り・三つ折り・四つ折り・観音折りなどを折り機を使って加工します。(135kgまでの厚みの紙)

二つ折り
最も基本的な折り方のひとつです。センターに折らず、数ミリずらして折る場合もあります。
巻三つ折り
三つに分けたうちの一面を内側に入れる折り方を巻三つ折りといいます。 別名で外観音と呼ぶ場合もあります。この巻三つ折りの場合は、内側に入る面は、3ミリ程度小さく加工することで紙の厚みを逃がしてきれいに三つ折りが出来ます。 (例えばA4を折る場合、100×100×97mmにします。)
外三つ折り
三つに分けた面をZ字型に折りこむ折り方の事をさします。巻三つ折りと違って、数ミリ小さく作ることはありません。
四つ折り(十字折り)
先に紹介した2つ折りを直角に交わる方向でもう一度折る折り方の事です。基本としては、センターで折ります。
四つ折り(蛇腹折り)
長い辺の一面を4等分に、山折り、谷折りが交互になるように折ります。このように交互に折ることで蛇腹になるため蛇腹折りと言われます。
観音折り
紙を4等分にして両端の面を内側に二つに折り、中央で1回折りこみます。内側に入る両面は紙の厚みを考慮して3ミリ短くしておきます。

ミシン目は、チケットや伝票などを印刷した際に、切り離しのための切り線や薄い紙の折り線などに使います。

厚紙などをそのまま折り加工するとひび割れのような状態になりますので、筋をいれることできれいに折ることが出来る加工です。 (135kg以上の厚みの紙)

孔開け加工は、パンフレットや帳票などをバインダーに綴じるためのパンチ穴をあける加工の事です。

帳票(伝票)やチケットなどに使われているいわゆる「通し番号」のことです。通し番号を1枚毎に数字を変化させながら印刷する加工です。

四角形以外の形を再現するため、トムソン刃を使いオリジナルの歯型を製作して、打ち抜く加工の事です。 

中綴じ製本
中身と表紙を同時に針金で綴じる製本方法で比較的ページ数の少ない薄手のカタログ等に使われています。
無線綴じ
糸や針金を使わずに接着剤だけで中央を綴じる方法でページ数の多いものに使用します。

印刷された紙にポリプロピレンのフィルムを圧着させる加工です。 教科書・雑誌・カタログ表紙や書籍カバーなどで使用されることが多く、フィルムを貼ることで表面の保護や光沢感を向上させることが出来ます。大量の加工に適しており、ラミネート加工と比較するとコストも安いです。

フィルムに原稿を挟み、ラミネート機(ラミネーター)で加熱加圧する加工です。特徴として、フィルムの端に5ミリ程度のフチができます。

文字や模様の凹凸対の型で、表側にあたる型に金箔・銀箔などを貼り付けて熱と圧を加えて紙に凹凸を施す加工。高級感を出したい場合に効果的です。コストは掛かりますが、印刷では再現できない光沢または色(金・銀・ホワイト)が出すことができます。 

カードなどを角を丸くする加工です。丸みがつくと柔らかい感じがします。当社では少し大きめの6Rになります。